RIZAP(ライザップ)が凄いわけ。RIZAPからビジネスを学ぶ
ライザップが凄い点は以下3つだと思います。
ライザップのポイント
①トレーナーへの教育
ノウハウをトレーナー全員が把握しており、
どのトレーナーがついても、同じ効果を生み出せる
トレーナー自身が痩せてなくとも、ノウハウさえあれば問題がない
②人の行動心理を付くビジネスモデル
・自分を理想の体型にしたい。カッコよく(綺麗に)なりたい。
・ただし、自分ひとりでは始められない。面倒くさい。始め方分からない
この2つの相対する思いに対して、
”RIZAPを始めれば、その姿が手に入る”という、とてもシンプルな第一歩の提示
更には、”失敗したら全額返金”という安心感という開始までのハードルの低さ
③人の身体構造をハックした、ノウハウ体系化
痩せるメカニズムは、人によって変わるものでない。
だからこそ、どうすれば痩せるのかを考え、
そのノウハウを体系化出来ていることがとても優れている。
三日間一切食べない事で、まずは体質を変え、その後は適切なタイミングで適切な栄養を取り、適切な運動で筋肉を付けることで、人は痩せる身体を手に入れる、という様なノウハウ。
ライザップから学ぶべきこと
この①~③の要素は、すべてが重なり合ってます。
③のノウハウが、身体構造に基づくものであるからこそ、
誰に対しても基本は適応出来る武器となっている。
③のノウハウがあるからこそ、
あとは①のトレーナーにそのノウハウを教育することで、
人の分だけ、ノウハウの商品化が可能になる。
つまり教育自体も体系化できてしまう
そして②の要素として、
人の7つの消費行動における、
・Power Save(億劫さ)
・Safety(安全性)
の要素を、見事に
”始めるだけで、変わる”
”ダメだったらお金かからない”という2点により、解消が出来てしまっている。
※詳細は以前書いた記事にあります。
positive-kojoiinkai.hatenablog.com
更には、自分の理想の身体を目指して行動する、という”ありたい姿への欲求”は、
脳科学でいうドーパミンがでる為、やる気が漲り、幸福感も出る、という最高の状態で行動することが出来る。
つまり、
・人の行動力学に沿ったサービス設計
・変わらない要素に関してノウハウ構築
・普遍的なノウハウがあれば、メンバー教育も体系化可能
この3つが揃った状況が作られると、
上手く物事が回るのでは、と思います。
普遍的なノウハウとは
一番重要なのがこの部分。
身体の仕組み、でいうとかなり研究解明されている為、
痩せる仕組み、などもノウハウかできました。
では、チーム戦略とかマネジメントとかって、
どうすればノウハウ化できるのか?
例えば、良いチームを創る為の3原則として、
①共通の目標
②協働の意欲
③良好なコミュニケーション
の要件が揃うことが重要、等があります。
その他にも最近Googleが提唱したチーム設計で一番重要な事は、
”心理的安全性”だと言われていたり、
行動心理学と密接に関わるものが多い気がします。
けど、もっと落とし込むと、
おそらく、脳科学
つまり、人が感じ、考え、行動する上での一番根本的な要素として、
脳内の動きを捉え、人はどんな時にどういう事を思うのか、
まで考えた設計ができれば、戦略なども体系化出来るのだと思います。
脳内物質の重要な7分泌物
こんな感じにて、いま脳内物質がどの様な感情に影響するか、
この観点で私自ら勉強し、資料を作成しようと思っております。
気づけば、山本五十六や、コトラーのマーケティング論や、孔子の論法など、
昔に提唱されたその人の持論が、今も大事に語り継がれております。
それはきっと、
人間の本質は過去からそんなに、変わらないから。
ということは、
・普遍的な人間の本質(脳科学観点)
・最先端の技術(デジタル市場)
・この双方の掛け合わせによるノウハウ構築
これが体系化出来たら、きっと誰もが活かし、
組織にハマる戦略の持論が構築できそうだと思います。
少し論理は飛躍してますが、
ライザップの凄さから学び、こんな事を考えている毎日です。
では。