生活者が消費行動に移る6つのパルス衝動。そしてその衝動を理解した素晴らしいサービスたち
おはようございます。昨日初記事投稿をしましたが、メンテナンス中に挙げて、
すべて消えてしまいました。
このブログでは、日々仕事で培ってきたことや、インプットしてきた内容を、
ポジティブな面を捉え、言語化していくメディアとなります!
今回はビジネスに活かせそうな情報を書いていきたいと思います。
生活者が消費行動に移る6つのパルス衝動
Googleさんで去年末行われたカンファレンスで提唱されていた、現代の消費行動(パルス消費)の分析です。
n=1万人から調査をした結果、消費者の行動はAIDMA(もうこれ古いかな?)とかSETPで促されるのではなく、パルス的直感的に6つのパターンで消費が行われるとのことです。マーケティングを生業にしていると、とても興味深い内容。
【6つのパルス衝動】
- ①Safety→安全性
- ②For me→自分向け
- ③Cost Save→値段
- ④Follow→聞いたことある(第三者意見)
- ⑤Adventure→挑戦、突発行動
- ⑥Power Save→億劫さ
上記衝動は、人それぞれが持ち合わせており、
環境、状況により大きく直感センサーは変わる。
いつもはCost saveが中心の考えだが、
億劫さがあるときはPower save
※例えば、いつもは近くのコンビニより離れたスーパーで、
安い商品を買う。(この時はCostSave)
ただ、喉が乾いている時に、目の前の自販機で120円のコーラと、
500m先のスーパーで100円でコーラが売ってても、
眼の前を選ぶ(PowerSave)
確かに振り返って自分の行動を鑑みると、
刹那的、衝動的にその都度理由が異なる内容で消費を行っている気がする・・・
実際に購入している人を観察し、この6つの直感のうちに、
何で購入しているかを見つけ、売り場、商品、コミュニケーションを考えることで新たな戦略が生み出せるかも、と思っているこの頃です。
この様な消費者行動、もっというと人の感情を上手く鑑みた、
素晴らしい新サービスが世の中にはバンバン生み出されています。
その様なサービスを紹介している、かなり素晴らしく、わかりやすい書籍がこちら!
ビジネスモデル2.0図鑑:近藤哲朗
この本は、現代でかなり際立つ新しいビジネスモデルで成り立った100のサービスを図解化したものです。
秀逸なのは、右脳で理解できるビジュアルと、著者の方の視点の付け所。
ビジネスにおいて、定説ではなく逆説を起点と結びつける事で、ユニークな考えが生み出されるという視点、とても勉強になりました。
この著者の近藤さんは面白法人カヤックでCRディレクターだった方とのことで、
クリエイティブジャンプの発想が凄いです!
また、ここで紹介された新しい様々なサービスの中でも、先程のパルス衝動にハマっているものが多いと認識。
特に、PowerSave(楽にできる、億劫さをなくす)的なサービスはとてもハマっている。また、信頼度スコア等用いたサービスも多くありましたが、それぞれがハマるのは、人のやる気を上手く促せる仕組み、持っている感情(衝動)を滑らかにし、
自然と活用したくなる仕掛けが組み込まれたサービスだからなんだろうな、
と思います。
この本は眺めるだけで勉強になるので、ネットを生業とするビジネスマンの方には、
ほんとオススメです!
上手く消費者行動と、そこにハマるサービスのつながりを創っていきたいですね。
では!